乳がんで再受講(WTさん)
----- 基礎科レポート -----

タイトル:これからも日々食養生

左胸良性腫瘍で年に1回検診を受けていたのですが、マンモグラフィーで
反対側の胸に石灰化が見つかり、詳しい検査の結果、乳がんの告知を受けたのは昨年の6月でした。
3月に教室を卒業していたのですが、すぐに恭子先生に電話をすると、「初期でよかったわね」と
言っていただき、私が今するべきことをアドバイスいただきました。
それは手術まで玄米クリームとけんちん汁で過ごす事と、目の前の日常の用事や家族の世話をたんたんとこなすことでした。
恭子注
半年前まで、2年間ほど受講してくださった方です。
お母様が乳がんで手術後、厳密なマクロビオティックをして術後の西洋医学の治療はしないで、再発なし、となりました。
お母様のいい例が彼女の励みと安心と自信になっていました。


早速その日から玄米クリーム、けんちん汁を作り、玄米ご飯の時は100回以上噛むことを意識して食べました。
告知から三日後には精神的にも立ち直り、落ち込んでいた主人を反対に励ますほど前向きになっていました。
近所に自然治療院があったことを思い出し、週に一度全身のびわ葉温灸や患部にしょうが湿布、里芋パスターを
していただきました。しょうが湿布と里芋パスターは自分でも毎日行いました。
8月に手術が無事終わり、病理の結果もよく、安心して秋からの基礎科を受講できることに感謝しました。
その後の治療として主治医からは放射線とホルモン療法をすすめられましたが、4年前に乳がんの手術をした実家の母が
食事療法で元気になったこともあり、治療を断って食事療法だけでこの先もやっていこうと決めました。
恭子注
この辺りの精神面の前向き、立ち直りの早さ、術後は食事療法だけでいくという穏やかな自信こそが、私達の欲しいものです。これは、2年間既に受講していただいて恭子式マクロの考え方などを学んでいたと言う事が役に立っていたと思います。

《病気になる以前の食事と体調》

朝食:天然酵母パンと穀物コーヒー、ご飯とみそ汁(前日の残り物)など
   週末は天然酵母パン、サラダ、卵、コーヒーなど
   ヨーグルトやカフェオレなど乳製品も時々

昼食:パスタ、焼きそば、おにぎり、玄米チャーハンなど
   市販のそばやお弁当も利用
 
夕食:ご飯(玄米or五分づき)、みそ汁
   主菜:豆腐ハンバーグ、ツナチャプチェ、マグロとアボカド、肉じゃがなど
   副菜:青菜のおひたし、ごま和え、きんぴらごぼう、ひじきれんこんなど
   ※ごく少量ですが肉、魚は週に4日ぐらい食べていました。

間食:果物、自然食店で購入したクッキーやおせんべい、天然酵母の菓子パン
   フルーツゼリー、おつきあいで市販のケーキやチョコレートも時々

体調:特に感じる不調はないものの、代謝が悪く痩せにくくなり、季節の変わり目には
   持病の軽いめまいがありました。花粉症も薬を飲むほどではありませんが鼻水や
   目のかゆみに悩まされました。
   
《手術後〜現在の食事と体調》

朝食:平日:梅生番茶(大根おろし入り)のみ
   週末:地粉のクレープやライスケーキ+蒸しカボチャや野菜の炒め物、無糖のリンゴジャム
      たんぽぽコーヒー、果物(イチゴやリンゴ)

昼食:麺類80g(ごまだれそうめん、ざるうどん、和風パスタ、煮込みうどん、焼きうどんなど)

夕食:ご飯100g(玄米や雑穀米)、みそ汁(海藻や季節の野菜)
   主菜:コーフーぎょうざ、れんこんボールの野菜あんかけ、れんこんハンバーグ
      車麩と根菜の煮物、野菜の天ぷら、豆乳クリームシチューなど
   副菜:大根やカブの葉のふりかけ、ねぎ味噌、きんぴらごぼう、ひじきれんこん
      小豆かぼちゃ、切干し大根の煮物、青菜のごま和えなど

間食:りんごのくず煮、甘栗、玄米せんべい、南部せんべいなど

体調:体重がピーク時より13kg減りましたが今は4kgもどり、維持しています。
   気がつくと秋と春の季節の変わり目にめまいがありませんでした。
   花粉症も例年よりは軽い気がします。


食事を変えて小飲小食を心がけるようになると、驚くほどお小水の回数が減りました。
一方でよくない変化もあり、排便はほぼ毎日あるものの、コロコロ便がずっと続き毒出しがちゃんと
できないのではと不安でした。
恭子先生に相談し、ミネラル剤と自分で選んだ乳酸菌も併用して飲み始めたところ、40日後から便通がよくなりました。
でも、もともと食べる事が大好きな私は秋になると食欲が増してきて食べ過ぎに歯止めがきかないこともありました。
クリスピーな粉物も大好きで、つい無糖のクラッカーやクッキー、おせんべいを食後に食べてしまい
また便が固くなっては反省するという日々も続きました。食べた物が正直に身体に反応するということが
ようやくわかってきました。

家族の食事にも大きな変化がありました。
平日はパン食からご飯とお味噌汁の朝食に変えました。
すると、ご飯は重くて食べられないと言っていた主人も昼食まで腹持ちがよくなったと
喜んでくれるようになり、お腹が弱かった娘の体調もよくなり、遅刻や欠席が激減しました。
週に一度はリセットの日と決めて家族にも私と同じ動物性を使わない夕食をだしています。

まだまだ主食よりついおかずが多くなってしまいますが、恭子先生のいわれる、この食事の“確信犯”に
なれるよう、身体に心地いい美味しい食養生を続けていきたいと思います。
恭子注
私がいう、「自分だけ仕合せになりなさい」とは、家族にこのマクロビオティックの食事を押し付けないで、まず、自分だけが実行してみて、本当にこの食事こそが身体にいい、と自分が自信を持つこと、とも言えます。
それが、”確信犯”と言う意味です。

そしていつか食べ物の呪縛から解き放たれて自然体でゆるぎない健康運を手に入れたいです。
そのためには毎日毎日小さな毒出しをして治癒力を高めていくこと、感謝の気持ちを忘れずに
隣の人をちょっと幸せにすることを心がけていきたいと思います。
私にとって恭子式マクロの教室は折にふれ、ふりかえる場所であり、原点です。
恭子先生、これからも見守っていてください。そしてまたいつか受講できる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
恭子注
実は、この方は、すでに以前レポートを提出しています。27番さんです。
食事を具体的にご覧ください。
教室受講の3年前と受講後でも、食事は、良い物に変わりました。
今回手術前の食事です。
一般の方が健康食と思われる内容ではありませんか?
これでも、教室受講前よりは、身体の調子がよくなりました。

でも、ガンになってしまったものを消すことはできなかったのです。
病気が重い場合は、厳密なマクロビオティックを一定期間実行する必要があります。

そして、最後に、恭子式マクロの伝えたい事…
毎日毎日小さな毒出しをして治癒力を高めていくこと、
感謝の気持ちを忘れずに
隣の人をちょっと幸せにすることを心がけていきたい

と、吸収してくださいました。
もうこれで、この方は、
自然体でゆるぎない健康運を手に入れてくださるでしょう。